結婚相手の条件で妥協したポイントは?

<10代>

  • 1位 容姿 36.1%、2位 性格 33.3%、3位 妥協なし 25%、(中略)
  • 12位 愛情 11.1%(中略)、14位 浮気癖 5.6%

<20代>

  • 1位 性格 31.7%、2位 容姿 26.8%、3位 価値観 24.1%、(中略)
  • 7位 愛情 15.2%(中略)、15位 浮気癖  5.8%

<30代>

  • 1位 性格 29.7%、2位 容姿 25.3%、3位 価値観 22.8%、(中略)
  • 6位 愛情 15.9%、(中略)、15位 浮気癖  4.2%

10代で結婚している女性の約36%が「容姿」を妥協。20代~30代の既婚女性の場合は、「性格」「容姿」「価値観」が妥協ポイントのトップ3だった。なお、いずれの世代も「経済力」は5位でやや高め。また興味深いのは、既婚女性の年齢と比例して「愛情」を妥協したと回答する割合が高くなること。その一方で「浮気癖」を妥協すると答えた人は少数だった。一番好きな相手ではなくとも、「浮気」をしない誠実な人が結婚相手として選ばれるということなのかもしれない。

そんな結果を裏付けるのが、専業主婦の佐和子さん(33歳・仮名)のご意見。彼女は以前、某大手金融機関の本社で勤務。周囲は絵に描いたようなエリートがゴロゴロいたが、実際の結婚相手として選んだのは小規模の広告代理店に勤める男性だった。

「本当のエリートは心に余裕があり、誰にでもやさしい上に行動もスマート。ただし、その分女性が寄ってくるのか、不倫している人がたくさんいたんです。そういう噂を聞くたび、奥さんがかわいそうだなと感じていました。今の夫の年収は、彼らに比べれば3割程度少ないかもしれない。でも子供好きで誠実な人だから、温かい家庭を育むには最高の相手だと思ったんです」。

3年間の同棲を経て、現在の夫と結婚した綾子さん(38歳)が妥協したのは「性格」だ。「一緒に暮らしてきたから、相手の嫌な面も十分に知っていました。ギャンブルもお酒もそこそこにする。だけど女遊びは面倒と考える性質で、浮気だけはなかったんです。顔はモロ私好みで、着こなしも上手。自分の魅力と年齢を考えると、こんなにカッコイよくてまじめな男性と結婚できるチャンスなんて二度とないだろうと、プロポーズを受けました」。

交際期間1年で結婚を決めたキャリアウーマン、理恵さん(34歳)は結婚相手の「知性」に目をつぶった。彼は新聞を読まず、いわゆる「社会や一般教養への興味の薄さ」が気になったけれど、それ以上に理恵さんを丸ごと受け止めてくれる懐の深さがあったのだそう。

「精神状態が常に高め安定な夫といると、仕事のイライラや落ち込んだ気分が解消される。人として、私にはないものを持っていたので、結婚するならこの人以外はないなと思いました。社会情勢なんてのは、夫に聞かなくても、自分で調べればいいことですし(笑)」

既婚女性から話を聞いていると、無意識でも自分の中で「理想の結婚生活」を描いていたことがわかる。家庭的な夫との和やかな暮らしか、イケメンの夫と恋愛の延長を楽しむか、家庭で心の休息を求めるか。一番大事なポイントをクリアしていれば、他の条件は些細なもの。何もかも完璧な人間なんてありえないのだから。

その一方、「譲ってはいけないポイントを妥協して、離婚してしまった」のは、不動産会社に勤める華代さん(37歳)だ。彼女の元夫は、3高+ハンサムの一見、非の打ち所のない営業マン。が、それゆえ他人を見下す傾向があり、華代さんの両親に対しても横柄な態度を見せる。性格も短気で、華代さんを恫喝することも少なくなかったそうだ。

「結婚前に、ふたりで式場のリハーサルに行ったのですが、私の運転技術が未熟で縦列駐車に手間取ってしまったんです。すると彼がブチ切れ。私もその態度に腹を立て、車内で大喧嘩になってしまいました。ついに激昂した彼が私の顔面を殴り、シートが真っ赤になるほど流血してしまったんですね。このとき、『この人とは結婚をやめたほうがいいかも』と直感で感じたのですが、結婚式は1週間後に控えている。彼は男らしい性格だからと、いいように解釈して、結婚に踏み切りました」

結婚後、DVはなかったが、彼の怒りやすい性格にビクビクして本音を言えない毎日。はたから見れば「仲のよい理想の夫婦」だったが、親しい友人からは「肝心なことが話し合えていない」と指摘されていたという。

「結婚したのは26歳のとき。彼の華やかなバックグランドに、目がくらんでしまったのかもしれませんね。彼の友人から『あいつは短気な性格だけど大丈夫?』と言われていたのに、耳を貸しませんでした。もっと冷静になれば違った結果になっていたのかも」

結婚は妥協の産物であるが、見誤るとよい結果には繋がらない。さて、目の前の男性との結婚生活を想像してみよう。そこには幸せと思える暮らしが見えるだろうか?